初心者でも読みやすくて役に立つ本を知りたい。
このタイトルよく見かけるけど要点だけ知りたい。
本を読みたいけど読む時間がない。
こんな悩みに答えます。
今回は、ブロガーちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」についての内容です。
この記事の内容
「自分のアタマで考えよう」から学ぶこと
「自分のアタマで考えよう」の重要シーン
それではいきましょう!
1.「自分のアタマで考えよう」の要約と感想 この本、ひと言でいうと?
この本から得られることを、ひと言でまとめると。
これだと思います。
知識(知っていること)と思考(考えること)は、別モノ。この2つは、分離して考えること。
知識は、思考のために必要な材料。頭の中の棚に整理し、求める情報が入ったときに、使える準備をしておくこと。
この本の全体像のイメージはこんな感じです。
この考え方の理由と背景を下記で要点としてまとめます。
2.「自分のアタマで考えよう」の要点
要点①”知っているコト”と”考えるコト”は、まったく別モノ
考える前から知っていたものは、思考の結果ではない。
知識が豊富だったから、与えられた情報について考える前に、知識を出してしまうことがよくある。
• 例えばがないと伝わらない。
知識が思考の邪魔をすることがある。
詳しい分野であればあるほど、知識が豊富なので注意が必要。
新しいアイデアを否定し始めたら、その傾向が出ていると疑ってみよう。
物事にはいい面と悪い面がある。
どちらか一方しか見えていないのは、その純粋な情報の他に前から持っている知識が影響している可能性がある。
過去の知識ではなく、目の前の情報をスタート地点として、いい面と悪い面を両方考えた上で、自分の意見を持つことが本当の意味で考えているということだろう。
知識は過去の人の思考の結果である。
時代や環境が異なれば、その答えも異なってくる可能性がある。
歴史的に正しいと言われている知識も例外ではない。
そんな知識を前にしても自分で考えることができなければ新たな思考を切り開くことはできない。
知識を否定しているのではなく、知識と思考を分離しようということ。
要点②“考えるコト”とは、”なぜ?”と”だから何なの?”を問うこと。そして”決めるコト!”
✓ なぜ?だから何なの?って具体的にどういうこと?
なぜ?=データの背景を考える
だからなんなの?=次取るべき行動を考える
情報と思考のバランスが大事。思考の時間が少なくなりがちなので十分に時間をとること。
自分のアタマで考えることは、データから将来を予測する行為。ビジネス、投資などに役立つ。
日々、目に入る情報でもなぜ?だから何なの?という問いかけ、練習することができる。
✓ なぜ?だから何なの?を問うときの手法。
①あらゆる可能性を考える。
分解図を描いて考えると抜けもれなく考えられる。MECEと似ている?要素を洗い出す時に、他にないかを想像すること。
②分析とは比較からはじまる。
縦と横で分析するのが基本。縦=時系列。過去と現在、現在と未来など。横=他者、他社、他国など。世界経済の遷移がよくわかった。
③階段グラフで思考を高める
数字から思考へつながりやすくなる。
売上から利益までの例。生産の例。
言語も視覚化し、思考へつながりやすくなる。
有意義な人生を達成するための仕事の位置づけの例。
✓ 決める!を行うときの手法
①考えていると勘違いしてない?決めるプロセスを最初に考える。
情報ではなく意思決定のプロセスが必要。どんなに正確で幅広い情報を集めても決定しなければ物事は進まない。使われないまま賞味期限をむかえる情報もある。
考えるとは、インプットした情報をもとに、自分の意見をアウトプットすること。インプット自体を考えることと勘違いしないように!
作業を思考と勘違いするな。エクセル入力、書式調整は、ただの作業。
②判断基準はシンプルに
人がものごとを決められないのは、選択肢が多いからではない。判断基準が多いから。
あれもこれもある場合は判断基準に優先順位をつけること。そして優先順位をつけるには、目標の姿を明確にすることが必要。
2×2マトリクスは、シンプルな使える手法。
世の中は2つだけの基準で測れるほどシンプルではないという反論はある。2つの基準で必ず正しい判断ができるということはない。
しかし、2つに絞ることでより本質的な基準を見つけることはできる。
何も決まらず何も進まないでは意味がない。
③情報よりフィルター
自分の選択基準を見つけることが大事。
業種や企業規模で就活する学生、機能と価格だけで勝負しようとする企業はダメな例。
与えられたフィルターに疑問を持ち、自分のフィルターを見つけることが考えるということ。
要点③知識と思考の正しい関係は?
知識を思考の棚に整理すること!
情報に感度良く反応できる。
次の情報次第の結論をあらかじめ考えておく。自分の考えがすぐ出てくる。これが俗に言う、頭の回転が速い人。これで情報の価値も判断できる。
3.「自分のアタマで考えよう」のまとめ
まとめるとこんな感じです。
この本、ひと言で言うと?
2.「自分のアタマで考えよう」の要点
要点①”知っているコト”と”考えるコト”は、まったく別モノ
要点②”考えるコト”とは、”なぜ?”と”だから何なの?”を問うこと。そして”決めるコト!”
要点③知識と思考の正しい関係は?
ここで紹介した要点の他にも興味深い考え方がたくさんあります。
歴史的名著なので興味のあるかたは本書を読んでみてください。
終わり
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