初心者でも読みやすくて役に立つ本を知りたい。
このタイトルよく見かけるけど要点だけ知りたい。
本を読みたいけど読む時間がない。
こんな悩みに答えます。
今回は、「嫌われる勇気」についての内容です。
この記事の内容
「嫌われる勇気」から学ぶこと
「嫌われる勇気」の重要シーン
それではいきましょう!
1.「嫌われる勇気」の要約と感想 この本、ひと言でいうと?
この本から得られることを、ひと言でまとめると。
これだと思います。
共同体感覚を持てれば人は幸せ。
これに到達するには、自己受容、他者信頼、他者貢献のサイクルに入ること。
さらに大前提として、承認欲求の否定と課題の分離が必要。
さすがにこれではよくわからないので、もう少しかみ砕きます。
(かみ砕き文)
自分は人に貢献できていると言う感覚があれば人は幸せ。これを感じるには、自分をありのまま受け入れ、人を信頼し、人に貢献するというサイクルをつくること。これには、人からの承認欲求は捨てて、自分で変えられないことに対して悩まないことが必要。
そしてさらに、
この本を絵でイメージするとこんな感じ。
(図解挿入)
この考え方の理由と背景を下記で要点としてまとめます。
2.「嫌われる勇気」の要点
要点①共同体感覚
共同体感覚とは、人に貢献できているという感覚のこと。自分の居場所を持つこととも理解できる。この感覚があれば人は幸せを感じるようです。
お金持ちが働くのをやめない理由はここにあるらしい。
お金があっても人は満たされないようですね。
だから一生分のお金を稼いでもまだ働くのですね。
この共同体感覚に至るには3つのステップがあるらしい。
要点②3つのステップ
1)自己受容
ありのままの自分や自分がいる状況を受け入れるという意味。自分には何が与えられているかではなく、自分に与えられたものをどう使うかに注目すること。
自分に欠点があったとしてもそれを受け入れ、どうすればよくなるかを考えること。
たとえば、テストで60点しか取れなかったとき、
わたしは本当は100点の実力があるから勉強しなくても大丈夫。今回はたまたま運が悪かっただけと考えるのは自分を受け入れたことにならない。
60点である自分を受け入れたうえで、100点に近づくにはどうすればいいかを考えるのが、自分を受け入れるということ。
2)他者信頼
人を信じるときに条件をつけないこと。ギブアンドテイクではない。ギブアンドギブなのだ。
銀行でお金を借りるときに、担保を入れるような行為は信頼ではなく信用。対人関係は信用ではなく信頼で成り立っている。
信頼することにより、人と深い関係を築くことができる。これにより対人関係の喜びは増す。信頼することを恐れていたら誰とも深い関係を築くことができない。
人を疑っているとその疑いの目は瞬時に相手に察知される。ここから前向きな関係にはつながらない。
信頼して他者に裏切られるかどうかは他者の課題。自分は自分にできることだけを考えればよい。
仮に裏切られたら、その時は思いっきり悲しめばいい。
これにより自己への執着から他者への関心に切り替える。
3)他者貢献
誰かの役に立つこと。
自己受容と他者信頼ができれば他者を仲間と認識できる。その仲間に貢献すること。これによりわたしは誰かの役に立っていると実感して、自分の価値を受け入れることができる。
自己受容、他者信頼、他者貢献の3つで、人に貢献できているという感覚を持つことができる。自分はここにいてもいいのだと思えたら勝ち。これがさらなる自己受容につながり、3つのステップが好循環する。
(サイクル)
ありのままの自分を受け入れる→裏切りを恐れず人を信頼できる→人を信頼し仲間だと思える→人に貢献できる→誰かの役に立っている自分を受け入れる
要点③承認欲求の否定、課題の分離
そもそもの土台の話。実は最重要論点かも。
他者からの承認を求めるな。他者からの評価を得るための人生は他人の人生を生きているも同然。
評価は他者の課題であり、自分では変えられない。変えられることに注力するべき。
これができないと、上記の自己受容や他者信頼ができない。よって他者貢献ができず、共同体感覚を得られない。
3つのステップの土台なので重要。
要点④いまここを真剣、丁寧に生きる
ここはもっともっと土台の話。
これまでのことをいつから真剣に取り組むのか。今しかない。人生に準備期間などありえない。その準備期間も含めていつも本番である。
将来の夢を言い訳にして、今を真剣に生きないのは、人生の嘘。今は夢にむかっている途中なのだ、夢が叶ったら俺はだって成功者になれる、ではダメダメ。これはカイジの班長の考えに似ている。
3.「嫌われる勇気」のまとめ
まとめるとこんな感じです。
この本、ひと言で言うと?
2.「嫌われる勇気」の要点
要点①共同体感覚
要点②3つのステップ
要点③承認欲求の否定、課題の分離
要点④いまここを真剣、丁寧に生きる
ここで紹介した要点の他にも興味深い考え方がたくさんあります。
名著なので興味のあるかたは本書を読んでみてください。
終わり
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