初心者でも読みやすくて役に立つ本を知りたい。
このタイトルよく見かけるけど要点だけ知りたい。
本を読みたいけど読む時間がない。
こんな悩みに答えます。
今回は、「カイジ 勝つべくして勝つ!働き方の話」についての内容です。
この記事の内容
「勝つべくして勝つ!働き方の話」から学ぶこと
「勝つべくして勝つ!働き方の話」の重要シーン
それではいきましょう!
1.カイジから学ぶ〜班長の名言〜「勝つべくして勝つ!働き方の話」の要約と感想 この本、ひと言でいうと?
この本から得られることを、ひと言でまとめると。
これだと思います。
今日からがんばれ。
明日からがんばろうではダメ。
これを補足する名言はこちら。
“「明日から頑張ろう」という発想からは どんな芽も吹きはしない・明日から頑張るんじゃない 今日 今日だけがんばるんだっ 今日をがんばったもの 今日をがんばり始めた者にのみ 明日が来るんだよ”
カイジより引用
2.「勝つべくして勝つ!働き方の話」の要点
要点①今日からがんばれ。
・いつからやるのか?→今日から。
明日からがんばろうではなく、今日からがんばるんだ。目の前の今日だけがんばるを続けると永遠にがんばれる。明日からと今日からの違いが圧倒的な差を生み出す。
・決断を先延ばしにするな。
決断をしなければ失敗が明らかにならない。
しかし、失敗が明らかにならないだけで、知らないうちにチャンスを失い続けている。
決断を遅らせるための「検討します。」はチャンスを逃す言葉。優柔不断では利益を逃し続ける。
非の打ち所がないベストな選択肢はありえない。完璧な選択肢はない。この先がわからなくても、たとえ痛みを伴うことをわかっていたとしても、今すぐ決断して前に進まなければいけない。両方ともデメリットがあるけど、こっちの方がマシという道を選ぶしかない。前に進むために。
リスクを承知で前に進む。夢を掴むために覚悟を決めて勝負しなければ何も変わらない。リスクを避けて待っているだけでは退屈な人生が待っているだけ。
騙されたり、傷つけられたりではなく、行動、チャレンジしないことによって、自分で勝手に不幸になっている人が多い。
何もしないから抜け出し、今を一生懸命生きろ。
・明日死ぬと思って生きろ。
明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。
要点②結果vsプロセス どちらが大事?
結果とプロセス、どちらが大事か?
・結果が大事。勝たなきゃいけない。
勝たなければ他人から評価は得られない。
結果がものを言うことの一例。
イチローの振り子打法は、初めはコーチ陣に受け入れられなかった。しかし、結果を出すことによって、周囲を黙らせた、
自分が消費者の立場のときを考えてみよう。
明らかに結果を見ている。このように他人も自分を同じように見ている。やはり結果が大事。
消費者としては結果を見て、労働者としてはプロセスを見てくれでは虫がよすぎる。
・目標をリアルにする。
目標をリアルに感じられなければ、本気になれない→勝ちに行けない→結果を出せない。
何をいつまでに何個やるかを具体的にして、現実との差を明確にする。と現実味を帯びる。
・体感を重視する。知識より経験。
真剣に自分のお金と時間を使ってヒリヒリする感覚の中、決断することが学びになる。真剣に取り組まなければ、成果は得られない。
要点③モノの価値の決まり方
・コストの積み上げがモノの値段になる。
手作りと大量生産では、手作りの方が高い。品質は大量生産の製品の方が上かもしれない。
カールマルクスの資本論で言われている。
評価しているのは、積み上げ。
需要と供給はその積み上げの上に成り立つモノ。
基本は労力がモノの値段の相場を作っている。
高値で買ってもらえないのは、メリットがないのではなく製造する労力が減ったから。
この積み上げの考え方は、私たちの給料にもあてはまる。
私たちが働くには、家賃、食費、扶養のお金が必要。さらに知識や資格も必要。知識や資格を得るには労力がかかるので、それを持っている人は給料が高くて当然。高い給料をもらうためには、この積み上げがまずは必要。だから日々勉強が必要。
1回いい結果を出したところで積み上げなければ評価はされない。カイジは積み上げず、単発の勝利しかないから評価されず、いつも、もとの生活に戻る。
・資本主義では差が評価される。差から利益を生み出すモデル。
圧倒的な積み上げか独自路線の積み上げをしなければならない。一条は、独自路線。
独自路線とは?
必要なスキルは、外的要素が決める。
内的要素 個人の能力、やる気、意識
外的要素 環境、景気、世間の空気
今や資格だけでお金はもらえない。
資格持ってるから何?となってしまう。
内的要素を充実させたうえで、今ある外的環境の中で自分が望みをかなえるためにはどうすればいいかを考えることが大事。
要点④勝つための思考力
勝つ人の思考を列挙します。
・ラッキーだったね、ではない。なぜ結果を出せたのか?何を積み上げていたのか?を見つけること。
・情報は有料。しかし、情報がなければもっと高くつく。プロに相談するのが結局近道。
・勝ったらもう1歩、が差を生み出す。
・安心領域を広げろ。まだ余裕があるうちに苦手分野に挑戦しろ。追い詰められてからの勝負はきつい。
・仕事で打率10割を狙うな。3割でいい。苦手な仕事に手を出すときはその感覚で挑め。10割を狙うと何もできなくなる。1回の失敗は恥ではない。長い目で見て勝者であればよい。
・将来の自分のためになる仕事をしろ。報酬は関係ない。イチローのストライクゾーンの話。資本主義の話。
・勉強、自主練をやる人が少ない。本業の勉強も必要。
野球部が練習後にサッカーの練習をしても野球はうまくならない。部活でレギュラーになれないのは周りと同じくらいしか練習していないから。
・状態目標ではなく、行動目標を作るべき。10キロ痩せる、ではなく、週何回ランニングをする、などの目標。
・内的要素、意志は有限。外的要素、環境を整えること。
・会社にいる間は、会社の仕事に集中すべき。一歩外に出たら、将来について考えるべき。
・意図、行動、結果、が揃って初めて賞賛される。
・人の意見ではなく、自分で蓄積してきた基準に従うこと。
・神の見えざる手、信仰がない人は、家族や友達。
・一流は、例外なく超ハードワーカー。
要点⑤成功と幸福の関係
・快楽とは
快と楽。楽は、いずれ飽きる。無尽蔵な快。
快と辛さを乗り越えた後の充実感のこと。楽とは性質が全く異なる。
・自分の軸
自分の軸を持つこと。自分で決めること。
誰かの敷いたレールの上では幸せを感じられない。
ただし、自分の軸に固執せず、周囲の意見も受け入れること。
3.「勝つべくして勝つ!働き方の話」のまとめ
まとめるとこんな感じです。
この本、ひと言で言うと?
2.「勝つべくして勝つ!働き方の話」の要点
要点①今日からがんばれ。
要点②結果vsプロセス
要点③モノの価値の決まり方
要点④勝つための思考力
要点⑤成功と幸福の関係
ここで紹介した要点の他にも興味深いセリフや考え方がたくさんあります。
名著なので興味のあるかたは本書を読んでみてください。
終わり
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