初心者でも読みやすくて役に立つ本を知りたい。
このタイトルよく見かけるけど要点だけ知りたい。
本を読みたいけど読む時間がない。
こんな悩みに答えます。
今回は、「チーズはどこへ消えた」についての内容です。
この記事の内容
「チーズはどこへ消えた」から学ぶこと
「チーズはどこへ消えた」の重要シーン
壁にぶつかったら、複雑に考えるのではなく、変化に対応し、シンプルに行動しろ!
そんなことを痛切に感じられる1冊でした。
私自身、ビジネスでも複雑に考えすぎて物事が進まないことがよくあるので
この本から学んだことを実践しようと思いました。
この本を読んだら、変化を恐れず、シンプルに行動できる人になれます。
それでは始めます。
1.「チーズはどこへ消えた」の要約と感想
この本の登場人物は、この2匹と2人です。
ねずみ
スニッフ(Sniff) においをかぐ。
スカリー(Scurry) 急いで行く。
小人
ヘム(Hem) 閉じ込める。
ホー(Haw) 口ごもる。
英語にすると、それぞれの性格をあらわす言葉になっているようです。
彼らの世界は、迷路でできており、その迷路の中でチーズを探し求めるという内容です。
チーズステーションCにじゅうぶんなチーズがあり、
そのチーズを食べて満足していたのですが、
ある日、そのチーズが突然なくなってしまいます。
2匹と2人は無事に次のチーズを見つけることができるのでしょうか。
この本は、
迷路 → 日常生活、会社生活 など
チーズ → お金、出世、結婚相手 など
のようにあてはめると読みやすいです。
この本から学べることを、私なりに要点を5つにまとめました。
2.「チーズはどこへ消えた」の要点
要点① 変化を求めろ。 早い時期に小さな変化に気づけば やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
ステーションCのチーズがなくなったとき、
ヘムとホーは、
こんなことありえない!と嘆く。
本当になくなったのか調べ始めた。
これ対して、
スニッフとスカリー
驚かない。なくなったらまた探せばいい。
すぐに探しにいった。
ヘムとホーが驚き、嘆き、いまの状況を分析し始めるのに対して、
スニッフとスカリーは、すぐに次の行動を始めます。
実は、ヘムとホーはステーションCのチーズが永遠になくならないかのような
毎日を送っていました。
一方、スニッフとスカリーは、いつでも次のチーズを探しに行けるように
ランニングシューズは首にかけ、毎日、何か変化がないか嗅ぎまわっていた。
変化に対しての準備が対照的ですね。
本の後半で、むしろ変化を求めるべきだという気づきが出てきます。
要点②変わらなければ破滅することになる。
スニフ、スカリー
変化に対応し、すぐに行動した結果、
新しいチーズを見つけた。
一方、小人組は、、
2人に考えの違いが出てきます。
ホー
変化しているから、やり方を変えなくては。
分析をやめて新しいチーズを探しに行こう。
動きたい。
ヘム
変化は自分のせいじゃない。
なぜこうなったのか事態を分析するんだ。
動きたくない。
ホーは、チーズを探しに行こうとヘムを誘いますが、
ヘムは応じません。
結局、2人ともただステーションCで待つだけ。
変化に対応せず、現状に固執していると、
回りから見放されてしまいます。
要点③もし恐怖がなかったら何をするだろう?
ホー
とうとう動き始める。幸せな結果を想像。迷路に入っていく自分を思い浮かべて気分がよかった。動こうとすると一層元気が出た。
今となっては、チーズはどこへ消えた?ではなく、なぜチーズを探さなかった?が疑問。
今までいた場所は居心地がよかった。後ろ髪引かれる思い。カイジの安心領域と同じ表現。
恐怖が役立つこともある、恐怖で何もできないこともある。次チャンスをつかめなかったら変化を選ぼう。
その方が何もしないよりまし。
チーズを探すのは思ったほど大変ではなかった。
前のチーズが少しずつ悪くなっていたことを振り返る。変化を求め、適応しよう。
本当にやるべきことは何だろう。
恐怖がなければ見えてきます。
要点④恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる。
なかなかチーズは見つからない。徒労に終わるのでは?ヘムのところに帰ろうか?
恐怖を乗り越えてそれでも進んだときある感情に気づく。
恐怖にかられていないことが嬉しい。
チーズを手に入れることだけが幸せではない。
ステーションCにとどまっていたときの心細さはない。元気が出てきた。
また新しいチーズのイメージが明瞭になればなるほど現実味をおびてきてきっとみつかるという気がしてきた。
怖がっていたことでも、やってみると案外そうでもなかったというようなことないでしょうか。
私はあります。これならもっと早くてをつけておくべきだったと思うようなこと。
そしてチーズのかたちを具体的に想像すればするほど実現に近づくのです。
要点⑤チーズがないままでいるより迷路に出て探した方が安全だ
ホーは気づきます。
自分の中で作り上げた恐怖の方が現実よりひどい。
もっと早く変化に対応してしていれば、時間の浪費はなかった。
そして、途中あちこちでチーズの小さなかけらを見つけ始めます。
ホーは、ついに新しいチーズを見つけることができました。
3.「チーズはどこへ消えた」のまとめ
まとめるとこんな感じです。
2.「チーズはどこへ消えた」の要点
要点①
変化を求めろ。早い時期に小さな変化に気づけば
やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
要点②変わらなければ破滅することになる。
要点③もし恐怖がなかったら何をするだろう?
要点④恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる。
要点⑤チーズがないままでいるより迷路に出て探した方が安全だ
ここで紹介した要点の他にも興味深いセリフや考え方がたくさんあります。
歴史的名著なので興味のあるかたは本書を読んでみてください。
終わり
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